フォニックス、子ども英語に取り入れる時期は?

おやこえいごくらぶでフォニックスをゆるりと指導し始めるのは、幼稚園になってからですね。
アルファベットの音を少しずつ教えていきます。
だけどね、最近、「やはりフォニックスは急がないでいいな」と思った出来事がありました。

日本語の音に対する理解も、ゆっくり深めていく

年間、10回ほど、公立の小学校、中学校の授業を見る機会があります。
先日、ある小学校の2年生の国語の授業を見ました。
お題は「高さによって意味が変わることば」です。
「雨、飴」「橋、端」「酒、鮭」など。

ここでも、すごい個人差が!
しっかり理解して、音の高さの違いも発音し分けられる子は、クラスでほんの数人、て感じ。

「音の高さ」を理解している子もいれば、まだあやふやな子も。
そして、理解していても自分でそれを発音し分けられる、ということはまた別な話でした。

小学校2年生ですから、7~8歳ですよね。
日本語、ペラペラです。
だけど、細かい点になるとまだまだこんなものなんですね。
「他に、同じ様なことばを探してみましょう」と先生のムチャぶり。
それに対して、「白、城」「二時、虹」など、うん、まぁ、そっかなって思える答えあり。他には、「豹、雹」(発音完全一緒では?)
「ご飯、五班」(…そう?)
「光るカミナリと怒った時のカミナリ」という何がなんだかわかんない答えまで。。。

8歳になってもこんなもんなんだ、、、とあらためて感じました。

フォニックスの前にやるべきたくさんのこと

生まれた時から7年以上、毎日浸りきっている母語ですらこの状態。
外国語である英語で、そんな簡単に「音韻認識」が身につくわけありません。
英米の言語教育を見ると、「韻‐ライム」を早い段階でかなり意識させています。
わらべ歌はナーサリーライムというくらいで、ライムばっかり。
昔話にもライムがいっぱい。
小学校入学前になると、自分でライムを作ったり。

外国人も同じプロセスを踏むべきかどうか、それは議論の余地があるでしょう。
でも同じ年齢から始めるのであれば、同じ試みをしてもいいんじゃない?
おやこえいごくらぶでは、幼稚園入園前には、ひたすらそれやってます。
「音韻認識を高めるアクティビティ」とでもいいましょうか。

英語の音に十分なじんでからフォニックスへ

だから幼稚園入る前のレッスンで、やはりフォニックスはいらんと思う。
ほかにやることいっぱいあるんで、そっち優先させてくださいませ。
そして、フォニックスも、一気に教えるんでなくて、ゆるゆるとお願いします。
幼稚園に入ったらゆるゆる始めて、小学校2年生か、3年生まで。

そいで、cat, mat 等の三文字語の音の関連性に気づけばすっごーいんだけどね。
おやこえいごくらぶでは、小1でも結構気づいて自分で読めてる子、たくさんいます。
自分で勝手に気づく子たちに関しては、特にフォニックス教えなくても大丈夫です。

フォニックス命の考え方を捨てよう

フォニックスの目的は、「英語が読めるようになること」です。
「フォニックスで発音がよくなる」なんて聞くことがありますが、全くのガセネタですから!

幼稚園以前から英語に親しむ醍醐味は、「文字を見せないでどんだけ英語を聞かせられるか」ということなんです。
自分でさっさと気づく子にはフォニックスなんていりません。
早速リーディングを始めればいいんです。
自分では気づきにくい子には、フォニックスの助けが必要でしょう。

フォニックスって色々ありますよね。どれが一番いいんですか?

フォニックスは大きく分けて2つ。アナリティックフォニックスとシンセティックフォニックス。

アナリティックフォニックスとは、cat, mat等で音のパターンに気づいて、読み方につなげていくやり方。
cat, mat の前半部分は違う、後半部分は同じ、だから、c の音は、「クッ」でm の音は「ムッ」なんだな!つまり、単語ファースト。
シンセティックフォニックスは、先に音を教える。
c は「クッ」だよ!m は「ムッ」だよ。a の音は「エァ」t の音は「トゥ」。
そして、音→単語へ。

最近はシンセティックフォニックス人気のようですが、目新しいことでもないですよ。
大抵のアナリティックなやり方でも、音に分けて考えることはやってますもん。

MPIの教材は、アナリティックとシンセティックが程よく組みあわせてあって、いいと思いますよ。
ただしちょっと気になることがあって、現在私はMPIの教材は使ってないですけど。
MPIの教材が悪いにではなく、私のこだわりがあって、他の教材でも大抵ダメなんです。

「幼児英語におけるフォニックスに関する私のこだわり」に関しては、こちらでお読みください。

シンセティックメインのジョリーフォニックスだって、「音韻認識が大切」とHPにも書いてありますし、類推読みを積極的ではないにしろ意識させてるわけだから、アナリティックを排除しているわけではないでしょう。
完全にシンセティックで行くなら、音韻認識などいらないもん。

結論ーやり方などどうでもいい。時間かけすぎない。

とにかく、「英語が読めるようになる」のが目的なので、そこにあまり意味を持たせ過ぎないことです。
だって、機械的なことだよ?単なるルールだよ?やめとこやめとこ。

 

ただし、小学校高学年とか、中学校とかの初心者に対しては、簡単な英単語をベースに発音、フォニックスと進めていけばいいでしょう。
ある程度「ルール」を教えた方が安心できる年齢ですよね。

だけど、ちびっ子はそうじゃありません。何度でも言います。「文字を見ないでどれだけ英語に親しめるか」それが幼児から英語を始める醍醐味なんです。

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0歳、1歳、2歳、幼稚園児英語、小学生の英会話教室、せつこでした!

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