「英語力」って具体的にどういうことですか?

「英語力」って具体的にどういうことですか?

名古屋市緑区で、親子英語サロン「おやこえいごくらぶ」を運営しているせつこです。

以前の記事で、ご質問を頂いてました。→中学英語なんて百害あって一利なし、です!|名古屋市緑区ベビーとママの親子英語サロン「おやこえいごくらぶ」~楽しくムリなくムダなくバイリンガルに!

三歳児のママである咲ママさんから

、、、中学までに英語力をつける。英語力って具体的にどの程度なにができるようになっていればいいんでしょうか

というご質問です。

具体的にどの程度何が、というのはなかなか答えにくい質問ですね。

何人かの児童英語教室の先生から、「小学校6年生までに3級を取らせる」ことが目的だと聞いたことがあります。

ワタシも、かなり現実的な目標だなと思います。それなら、コツコツ積み上げて行けば、無理なく到達できるレベル、しかも一応英語の基礎の基礎の基礎がなんとなくわかっているレベルであろうと思います。

「目標」となると、やはりハッキリスコアとか資格を示すこともやむを得ない、ということもあるでしょう。

しかし、英検3級というのは、あまりに低いレベルです。

小学校6年生で3級を持っていてもその先伸びてない人も何人となくみてきました。

早期英語教育を生かせていないのです。

かといって英検2級は、一応高卒レベル、ということになっており、英語はともかく一般常識や時事問題の知識も多少は必要です。

英語ネイティブの小学生が英検を受けたとして、3級は確実にうかりますが、2級からはそうはいかないでしょう。おませなネイティブでないと。(どんなネイティブだ。。。)

そんなものを、英語を外国語として学んでいる子どもに要求するのはいかがなものでしょう?

ワタシ自身は、子どもに知識をドンドン与える、というのには多少抵抗があります。年齢不相応の、たくさんの知識でアタマをいっぱいにしてしまうことによって失うものがあるような気がしてなりません。

子ども時代にしかできないことが色々あります。まず大切なのが、野外での経験、仲間との交流。

野外経験と学業成績に相関があるという研究結果もあるんですよ!

英語のため、ましてや英検のために、そういうことを犠牲にするくらいなら、やらない方がいいと思うわけです。

おませな、要領の良い子どもなら、あまり苦労せず出来るかもしれませんが。

またまたちょっと話がずれてきましたね。。。

まとめて言いますと、英語力、といっても、「これがこれだけできれば」ということはナカナカ言いにくいです。

特に、英検という枠組みでは考えにくい。

あえて、なんとか言語化してみますと、、、

まず、英語力を、理解力と発信力にわけて考えます。

理解力に関しては、とにかく伸ばせるだけ伸ばす。ドンドン聞かせてドンドン見せて、なんとな~くでもいいから、理解できる力を伸ばしておく。

興味、知的発達レベルに見合ったものをドンドン与える。ここでも、アニメはいい仕事してくれるはず!

発信力に関しては、個人差を充分考慮する。最低限としては、文法的な目安として、まずは主語述語が理解できること、そして語順の感覚をつかんでおくこと。

だいたい、発信力で求めているのは中学1年生レベルです。中学1年生で、かなりの子どもが落ちこぼれるからです。常々ワタシは、小5から英語を必修化するなら、中学1年生の内容を、小5、小6、中1の3年間でやればいい、と思っているのです。

それだけ、中学1年というのは大切な学年です。ここで落ちこぼれさせないのが大切。その力が中学入学前に、しっかりついていたら、後の英語学習がスムーズに行くでしょう。

とりあえず、こんなところでしょうか。

名古屋市緑区親子英会話教室、せつこでした!

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