子どもの英語教育と英検をリンクさせる際の注意

目次

英検受験者層がどんどん若くなってます!

英検受験者の年齢層がどんどん若くなってます。
日本英語検定協会のホームページによると、2016年度小学生以下の受験者は、38万人。
それに対して、大学生の受験者は約7万人。
小学生の方が圧倒的に多いんですね。

2012年度の小学生英検受験者は役31万人で、それから毎年増えています。
2020年度に小学校で英語が教科化されるし、これからもこの傾向は続くのでしょう。

 

試験勉強が英語学習のメインになると、子どもが英語キライにまっしぐら!

先日、韓国の英語教育専門家 Joo-Kyung Park 先生の講演を聞きました。
Park先生の調査で、韓国の子ども達に「英語、という言葉で連想する言葉は?」と聞いたところ、、、
子ども達、なんて答えたと思います?
「地獄」「大っ嫌いなもの」
ですって!!
ショック!!
ホントに怖くなりました。
日本の子ども達の将来の姿を見てるような気がして。

英語が大好き、でなくてもいいですが、大っ嫌い、となると、これはもう英語伸びていきませんよね。
韓国の子ども達、英語の勉強量ハンパないです。
ドリル、ワークなどをたくさんやります。

英検対策で、ドリルやワークをたくさんする英語レッスンになったら。。。
韓国の二の舞になってしまいますよね。

試験勉強で、本当の英語力は身につかない

英検2級を持っていると大学受験、就職試験などでも有利になるため、英検2級を取得する人は多いです。
だけど、、、英検2級を持っている人の中で、英語が充分話せる人は、殆どいないでしょう。
英検2級って、そんなにレベルが低いのでしょうか?
本来、英検2級って「高校卒業程度」のレベルなんですよね。
必要な単語数も「5000語」です。
結構なレベルですよねえ。
それだけ知っていれば、ペラペラ話せそうなものですが・・・?
なぜ・・・?

それは、試験となると、どうしても、合格への最短距離を行ってしまうから。
合格を目指すのなら、最小限の努力で、最短距離で行くのが効率的に決まってます。
効率的に、試験範囲だけ、短期間で勉強しようとします。
短期間に覚えたものは、短期間で忘れてしまいます。
本当に英語を身につけようと思うなら、時間をかけて、練習する必要があるのです。

子ども英語に英検をムリなく取り入れるには?

コツコツ英語を積み上げていくだけで、特に準備はしないでも、英検3級までは取得できるでしょう。
この段階までは、英検を意識せず、英語学習を進めるべき。
焦りは禁物です。
試験前に過去問を解いてみて、8割得点できるのであればゴー!
それ以外の準備はしないこと。

中学生の間に英検2級をとるには?

準2級以上は多少準備をした方がいいでしょう。
準2級の準備の際に、取り入れたらいいものが「多読」
これで、一通りの文法を、身体にたたき込む。
文法を身につけるために、一番やってはいけないことは、文法の問題集。
文法の問題集が役に立つのは、身についた文法を整理しようとするとき。

文法を身につける段階では、「実際どういう状況で使われているか」理解しつつ学ぶ必要があります。
実際の会話、あるいは読書で、生の英語に大量に触れて、理解を深めるべきです。

そして、準2級と2級の違いは、ずばり、単語の数のみです。
5000語の単語を頭に入れるには、「多読」のみでは効率悪い。
別に単語を増やす努力が欠かせません。
これは、知的な発達の段階に合わせて、早い時期から始めておくといいです。
早い子なら、小学校中学年頃から始められます。

英検2級を中3で持っていると、とりあえず一安心ですよね。
高校入試にも役に立ちますが、大学入試にも。
青山学院、法政、明治、その他、名城、椙山女学園など、試験に加点、合否の参考にする大学がたくさんあります。

2級をクリアしたあとは、試験準備はとりあえず置いて英会話修業!

5000語近い語彙をマスターしているはずですから、大学入試レベルもほぼクリアしているといっていいでしょう。
高校生になったら、今度は「英会話」修業に没頭して下さい。
高いレベルの英会話スキルを身につけるのは、思っている以上に大変なことです。
千本ノックが必要なのです。
もう、知識は充分に身に付きました。
少しは会話もできるようになったでしょう。
今度は、それを極める!極める!
高校時代に、ぜひ1年間の留学をしてください。

これで、ある程度の英語力は身についているはずです。
大卒で就活するのに役立つくらいのレベルには達しているはずです。
その後は、更にレベルアップしたスキルを身に付けて国際派ビジネスマンを目指すもよし、更に海外留学につなげるもよし。

英検取り入れ方まとめ

途中で「英語キライ」にならないよう、慎重に進めていきましょう。
長い道のりなので、焦らず、さぼらず。
小さいときに飛ばしても、途中で息切れしてはなんにもなりません。
・幼稚園入園前の大量インプット
・「楽しい」気持ちを優先する幼稚園時代
・少しずつ読み書きにつなげる小学生低学年
・本格的な学習をスタートさせる小学校高学年

小学生の低学年の途中から、うまく英検を取り入れて、中3までにのんびり2級。
このようなプランで、おやこえいごくらぶでは進めております。

0歳、1歳、2歳、幼稚園児英語、小学生の英会話教室、せつこでした!

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