リーディングばかりの英語教育の弊害とは?
名古屋市緑区で0歳、1歳、2歳児、幼稚園、小学生のための親子英語サロン「おやこえいごくらぶ」を運営しているせつこです。
興味深かったツイッターより。
以下に引用します。
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東大や京大は相変わらずの読み偏重入試。座学で出来る英語で、かなり低い英語力を強いる入試。そして、英語力が下がるとよく指摘されている英語教育。グローバル大学云々で膨大な税金を使うのはそれを改善してからにして欲しいです。
確かにその通りで、私が「読み偏重」の弊害だと考えているのは、急激に詰め込んだ読解力は大学に入った途端に急激に抜け、瞬く間に中学レベルの英語読解力に下がってしまうことです。
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日本人学生の英語が、入試のときにピークに達してその後落ちてしまう、という現象は、なんとなく感じていました。
それは、単に詰め込み勉強、一夜漬け勉強の弊害かと考えていたのですが、読解力偏重、ということが原因の1つだったのか!と妙に腹オチしている私です。
サッカー部だか野球部だかを、高三の夏まで続けていた子が、その集中力を勉強に置き換えて秋から追い上げて、現役で東大合格、、、みたいな美談がありますよね。
そういう詰め込みで、伸びる「英語力」というのは、そういうことなのでしょうね。
そういう英語は、メッキが剥げるのも早い、ということ。
私は高校生のときに、「読んでわかる英語は、耳で聞いても分からなければならない」という話をどこかで聞いて、とにかく半年くらい、リスニングに没頭したことがあります。
入試で課せられらる「リスニング」は、大抵リーディングのレベルよりはウンと低いものです。
それではダメだってことですよね。
そして、「読んでわかる英語は、口からもスラスラ出てこなければならない」状態まで発展させるのは、並大抵ではありません。
中三の英語の教科書レベルの英語が口からスラスラ出て来れば、これはかなり英語ペラペラ、と言えるのではないでしょうか?
英語は、聞く、話す、読む、書く、の四技能をバランスよく上達させるのがよい、というのは定説、と言えると思います。
バランスを欠いた状態で、どれか1つの技能をやたら伸ばす、というのは決していいことではないのかも知れません。
ちびっ子の場合は、大人とは全く異なるでしょう。
言語能力の発達段階を考えると、最初にリスニングをガーッと伸ばすことは理に叶ってるはず。
それから少しずつ口から出していく。
そして、こちらもあまりに早い段階から、読むことに偏重するのは、弊害が出てくるのではないでしょうかね。
英語に限らず、発達段階にそぐわない早期教育の危険性は、専門家に指摘されています。
要は、バランスよく、バランスよく、ということですよ。
赤ちゃんから小学生の英会話教室、せつこでした!
名古屋市緑区、天白区、南区、港区、瑞穂区、愛知県豊明市、大府市等から通って頂いています。