幼児の英語教育で積極的に日本語を使いたくない理由
「常に英語と日本語を対比して考える習慣をつけて欲しくないから」です。
「クマさんは英語でなんていうの?」
「クジラは英語でなんていうの?」くらいなら大したことないかもしれません。
でもね、すぐそれでは収まらなくなってきます。
よく出される例として、身体のパーツ。
日本語と英語では、範囲がビミョウにずれていることがあります。
日本語では
「車の窓から顔を出しちゃダメ!」と言いますが
英語では
“Don’t put your HEAD out of the window!”
通説では、head イコール アタマですから、あれっと思いますよね。
だからと言って
head イコール カオかと言うとそんなことは全くなくて
I patted the dog on the head. は、犬のアタマをなでた、ということですよね。
要は、英語のheadの方が範囲が広いわけですね。
こういうことを、幼児や小学校の時から、対比させて説明する必要性はないです。
それぞれ、日本語は日本語、英語は英語である程度身につけて、もっと先にいってから「ことば」について考える機会を持てばよいですよね。
私も今でも、ハッとさせられる使い方に出会うことがあります。
「アナと雪の女王」で、アナが、エルサの戴冠式が嬉しくて興奮して、「恥ずかしいからチョコ食べちゃう」という歌詞が、英語ではなんと!
“I wanna stuff some chocolate in my face.”
え〜faceにチョコですか!!!
チョコを詰め込んでほっぺがプックリ、というような絵なんでしょうか。
うーん、面白い!
でも、こんな対比なんて、後からでいいですよ。
英語と日本語が両方ともかなりできてからでいい。
幼児、小学生でも、自分で気づくこともあります。
「ことばのフシギ」に気づくときがあります。
そういうときには、答えられる範囲で答えてあげればいいですよね。
でも、教える側、親の側から、日本語でいちいち対比させて教えることには、賛成できません。
赤ちゃんから小学生の英会話教室、せつこでした!
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