「10歳から英語の学習を始めた方がいい」という根拠はどこに?
「10歳から英語の学習を始めた方がいい」という根拠はどこに?
名古屋市緑区でベビーとママのための親子英語サロン「おやこえいごくらぶ」を運営しているせつこです。
たくさんあるブログの中から、このブログをご訪問くださり、本当にありがとうございます。
だけど、ワタシが、「英語学習は、、、」と言いかけたら「はいはい、10歳でしょ。もうわかったわかった」なんて思われてません?
被害モーソーかしら?😁
ワタシの勝手な思い込み、というわけではないんですよ。
発達心理学の知見からも、10歳を超える頃から、抽象的な思考が進んできて、言葉の「意味」だけでなく「形式」を考えるようになる、と言われています。
なので、「文法」を理解することが多少可能になります。
それまでの子どもは、経験によって、感覚によって、言葉を使えているだけで、文法を理解しているわけではないのです。
逆にいうと、その頃までの子どもに、文法を理解させようとするのは、発達段階にそぐわない、無理なこと、ということです。
もちろん、常に例外はあります。それに、個人差も大きい。 だから、それ以前からできる子もたくさんいるでしょう。
また、10歳では早すぎる子もいるでしょう。
平均的に言って、そのあたりになれば、多くの子が、抽象的思考をし始める、ということです。
で、「し始める」という年齢ですから、まだまだ感覚的、直感的に言葉を理解する柔軟性が残っている年齢ですからでもあるのです。
ですから、「感覚」「抽象的思考」を行きつ、戻りつ、指導できるこの年齢からのスタートが一番好ましいわけです。
あー、早くおやこえいごくらぶの子ども達、10歳になってなって!早く教えてあげたいよー!!
えー、そうなの?
じゃ、ベビーからやることなくない?10歳からで充分じゃん?
うん、まあね。カシコイ子ならね。カシコクて、耳もよくて、モノマネが上手い子なら大丈夫。
語学には、歴然と、「適性」があります。向いている子と、向いていない子がいる。
早期英語必要ナシ!と言う人の中には、「自分は中学生から始めたが、これこの通り、英語の達人になりました!」なんて言う人が結構いる。
なんで、自分ができたら、他人も出来ると思うかな?
そんなこと、ありえない。人はみんな違うんだよ。みんな違ってみんないい、なんだよ。
だけど、もしも「英語を身につけることが必要」なんだったら、向いてようがなかろうが、やるしかないわけです。
幸いにして、「言語」を「感覚的に」覚えることは、人間にとって必要最低限で、本能に近いものなんでしょう。
だから、みーんな、日本語がしゃべれているんです。とりあえず。もちろん、差はあるとしても。
「抽象的思考」は、結局、勉強ができるか、どうか、ということにかかってる。
だから、英語を学習し始めたら、差が出てくる。当然。
だけど、その前に、「感覚的に」学ぶ部分を高めておくことによって、その差を縮めることが可能だと思う。
そんな実験、出来ませんからね、それを「科学的に」証明することは不可能です。
経験値に基づいてやるしかない部分が、教育には、どうしてもあります。
できれば、10歳になる前に、英語の音に慣れておいて欲しい。
できれば、10歳になる前に、「聞いて理解する力」をつけておいて欲しい。
そうすることによって、よりスムーズに学習が進むと思うのです。
名古屋市緑区、親子英会話教室、せつこでした!